| File no.3: aiko | |
aiko/蝶々結び |
1.蝶々結び 2.雨の日 3.帽子と水着と水平線 4.蝶々結び(Instrumental) |
| aikoの新曲「蝶々結び」がとても良いです。aikoらしい、キャッチ−かつ流れるように美しいメロディに満ちていて、思わず何度もリピ−トしてしまいます。勢いで、あまりのめり込めなかった今のところの最新作「秋 そばにいるよ」(2002)も久々に聴き返してみたんですが…。 これが良い！ 傑作じゃないすかこれは。(今ごろ気づいた(恥)) …なんでちゃんと聴きこまなかったんだろ。やはり「桜の木の下」(個人的2000年度No.1アルバム)というアルバムが私にとってインパクトが強すぎたからであろうか。 洋楽ばかり普段聴いている耳からすると、aikoの音楽の面白みはオ−センティックなアメリカン・ロック的インストゥルメンツと、純日本的な歌メロ(と思える)のコンビネ−ションの妙にあり、それがaikoの持ち前のソングライティングと相俟って最高の形で結実した「桜の木の下」は、非常にユニ−クでありながらも普遍性を備えたハイ・クオリティのポップ・ロック作として完成されていた。本当に聴きまくりました、このアルバムは。 続くアルバム「夏服」では様々な要素がaikoというキャラクタ−の中で自然に溶け合い、既にジャンルを超越したアイデンティティが確立されたことを窺わせたものの、手馴れた感覚というか、職人的な隙のなさが、早くも少し"停滞"を感じさせたのも事実である。(それでも、軽く平均点を超えた作品ですが) 前述した、昨年リリ−ス「秋 そばにいるよ」では、改めて聴き直してみると、メロディのそこかしこに"熟達"とは反対に位置する、aikoならではの"ひらめき"あるメロディが復活しているように感じる。改めて言いますが、これは素晴らしいアルバムです。しかし、「桜の木の下」と比べると…もう少しなんだなあ。私にとってaikoは"普通に良い"曲を書くア−ティストではないのだ、"凄い"曲を書くア−ティストであってほしいのだ。そして「蝶々結び」を聴くと、やはりaikoの本領発揮はこれからではないかと思えてくる。これまでのペ−スでいくと今年の秋にも新譜リリ−ス？ TVも見ないし、雑誌もチェックしない不良ファンですが、とりあえずアルバムとシングルは全部揃えてます。aiko陰ながら応援してます(笑) |
|
|
|
|
| Files | |
| Site Top | |
