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Japan Tour 2013

5.来日前に予習しておきたい・必聴アルバム(中級編・1)
  ここから「中級編」になりますが、この特集では、今年の来日公演でプレイされる可能性が高いと思われる楽曲を多くフィーチュアしたアルバムを優先しているため、中級といっても重要度、完成度が低いアルバムではありません。何れも、Cheap Trickの歴史を語る上で避けては通れない名作たちです!「中級編」ではパート1と2でそれぞれ2枚。計4枚のアルバムを紹介します。
 
1.All Shook Up(1980)
 All Shook Up

1.Stop This Game
2.Just Got Back
3.Baby Loves To Rock
4.Can't Stop It But I'm Gonna Try
5.World's Greatest Lover
6.High Priest Of Rhythmic Noise
7.Love Comes A-Tumblin' Down
8.I Love You Honey But I Hate Your Friends
9.Go For The Throat
(Use Your Own Imagination)
10.Who'd King
Bonus tracks:
11.Everything Works If You Let It
12.Day Tripper(Live, Short Version)
13.Can't Hold On(Live)
14.Such A Good Girl
15.Take Me I'm Yours
※曲目は、リマスター+ボーナス・トラックつきバージョンのもの

  1980年にリリースされた5枚目のスタジオ・アルバム。プロデューサーはジョージ・マーティン。カリブ海にあるモントセラト島のジョージのスタジオでレコーディングされ、イギリスでミックス・ダウンされた。全米最高位24位(※ビルボード誌)。シングル・カットされた"Stop This Game"が最高位48位。このアルバムを最後にトムは脱退する。実験的な要素が強い作風で、評論家からもファンからも賛否両論のアルバムであるが、メンバーのフェイバリットとして知られており、特にバーニーはそれまでにリリースされたアルバムの中で唯一全曲気に入っているアルバムと発言しているほどだ。また、2009年の「SGT PEPPER LIVE" featuring CHEAP TRICK」以降再びスポットを浴びた、Cheap Trickの音楽に内包されたBeatlesのルーツを探る上で欠かせないアルバムであり、時を経るごとにそのユニークさが輝きを増してきている感がある。ジョージの持ち味が如何なく発揮された、ストリングスを要所で配した意匠を凝らした音と、ライヴ感ある豪快なギター・サウンドの融合は、明らかな60'sマナーのクラシカルな響きを持ちながら、2013年の現在に至るまで比較対象のないハード・ロックとして結実している。特にキャッチーな"Stop This Game"と、哀感溢れるドラマティックなバラード"World's Greatest Lover"はCheap Trick史上に残る名曲だ。 近年ライヴで取り上げられる頻度の最も高いのが"Baby Loves To Rock" 次いで"Just Got Back" この2曲はライヴの前半でプレイされることが多い。"Stop This Game"もプレイされてもおかしくない。
ディスコグラフィの解説もご覧ください
 
2.One On One(1982)
One On One

1. I Want You
2. One On One
3. If You Want My Love
4. Oo La La La
5. Lookin' Out For Number One    
6.She's Tight
7.Time Is Runnin'
8.Saturday At Midnight
9.Love's Got A Hold On Me
10.I Want Be Man
11.Four Letter Word
  1980年にトム・ピーターソンが脱退。ジョン・ブラントを新ベーシストに迎えてリリースされた1982年のアルバム。「All Shook Up」がセールス的に芳しくなく、評論家の評価も厳しかったことがあり、云わばCheap Trickにとっては起死回生をかけたアルバムであったが、アルバムは全米でトップ40入り。パワー・バラードの"If You Want My Love"がアメリカでトップ50、オーストラリアではno.1になるヒットに。セカンド・シングルの"She's Tight"もヒットと、まずまずの成果をおさめた。プロデュースを務めたロイ・トーマス・ベイカー(Queen、Cars等)は、 Cheap Trickをへヴィ・メタル寄りのバンドとみなしており、ロイの嗜好に呼応するようにこれまで以上にハードでドライヴするギター・リフと、ロビンのシャウ ト・ヴォーカルが活躍する曲が多い。音のテンションも非常に高く、勢いも最後まで途切れない。コンパクト且つキャッチーな楽曲は押し並べてクオリティが高く、トム不在のマイナスを感じさせないのだが(このアルバムでジョンがベースを弾いているのは"If You Want My Love" "She's Tight" "Saturday At Midnight"の3曲。他の全曲をリックがベースを担当)、ディスコ調のグルーヴを持った"Saturday At Midnight"や、疑似的な歓声を導入した"Four Letter Word"など、冒険した曲の完成度が今一歩なのが残念。来日公演で取り上げられる可能性の高いのは前述したシングルの2曲"If You Want My Love"と"She's Tight" 近年たまにライヴで登場するアグレッシヴな"Lookin' Out For Number One"も要注目。
ディスコグラフィの解説もご覧ください
 
来日前に予習しておきたい・必聴アルバム(中級編・2)
Through The Night




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