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at Zepp Sendai
Aug,4 2003
来日直前になって、なんと日本のバンドHound Dogとの共演が決定。Hound Dogは前座扱いなのか、それともダブル・ビルなのか‥‥全く不透明な状況のまま、ライヴ当日を迎えました。
皆さんのライヴ・リポ / 管理人のライヴ・リポート

HDの演奏が終わり、セッティングに時間がかかりずいぶん長い時間待たされましたが、
ようやくCTの演奏が聴けると言う事で心臓はバクバクしっぱなし。
クルーが一所懸命セッティングしている、おや?なんだかいつもと違う、
セミアコースティックのセッティングだ。もしかして?!
そしてメンバーが登場、いつもおしゃべりはリックにお任せのロビンが喋っている!
ミネラルウォーターを催促したらトムが持ってきた(笑)
まず"Fan Club"、低音、高音使い分けいきなり素晴らしい声を聞かせてくれた。
"Look Out"までじっくりミラクルヴォイスを聞かせてくれ、
もうすでにロビンの声に酔ってしまいました。
セミアコが終わり"Just Got Back"やっぱりカッコイイ曲です。
"Big Eyes"と続き興奮は最高潮。
新譜から"Pop Drone"けだるい雰囲気のこの曲を響きわたる声で熱唱、
"Best Friend"これも生で聞きたかった曲です。
ロビンは緊張感たっぷりに歌いあげてくれました。
途中リックが茶目っ気たっぷりに"Hound Dog"を演奏、
トムが日本語で「イヌ」と言ったので会場内爆笑!
トム最高!
仙台はカメラが入り、ロビンもとてもよく動き視線を皆に投げかけていました。
リックも新調したギターをスシマンに手渡し、私はそばだったのでちょっとだけ
触らせてもらいました。やっぱり嬉しい。
そろそろ終わりかなと思いつつ、演奏は続いていく…
ホテルを取ってて良かった〜。
アンコール1曲目"Scent Of A Woman"イントロでロビンが片手を口元へ、
NFLでもやっていましたが定番の振りなんですね。
それが似合うからまたスゴイ。
"Dream Police" "Good Night Now"ああ、、ついに終わってしまった。
隣の人が泣いてしまったので私もついウルウルしてしまいました。
本当に素晴らしいライヴでした。大満足。
(AKEMI さん)

  それにしても、今回の来日公演は良い意味で裏切りの連続。サマー・ソニックでの、恐ろしいほどこのフェスティバル向けに練られたセット・リストの構成にも驚かされたが、この仙台公演の内容の凄さも大変なものだった。99年以降の来日公演のように「少し時間短いけど楽しかったな」という、特筆すべきハプニングはないが、必ず平均点以上の内容のライヴを見せてくれる、いつもの"安心感"を与えてくれるCTでなく、意外性に満ちたCTがそこにいたのだ。

  オープニング・アクトを務めたHound Dogがステージを去った後、待たされる事なんと1時間!(セット・チェンジのトラブルか何かだったのだろうか)元々仕事の疲れで倦怠感が酷かったのを、ビ−ルで何とかごまかしていた私も立っているのが辛くなってきました(苦笑)  が、しかし‥‥
開演前いつも流れているBGM〜ボン・スコット時代のAC/DCの名曲のメドレーはついぞや"I Must Be Dreaming"に変わることなく終了し、「Ladies And Gentlemen,Please welcome Cheap Trick!」のMCとともにメンバーがぞろぞろとステージに登場。4人はなんと設置してあったストゥールに着席する。(会場内、最後尾にいた私にはステージ・セットが全く見えなかったのだ)ええっ!?と呆気にとられていると、ロビンから「今日はアコースティックで何曲かやるよ。」とまずひとこと。ステージ左からテレキャスター(やはりアコギではない(笑))を抱えたリック、ギブソンのチェット・アトキンス・モデルを弾きながら歌うロビン、起立してブラシを叩くバー二ー、そして右側ではサマソニの時のもさっとしたTシャツ+麦藁帽姿とは一転、鮮やかなピンク色のシャツをラフに着こなしたトムが静かにべースを弾く。

  1曲め、「ファンに捧げた曲」とのロビンの説明で始まったこの曲は‥‥このイントロは‥‥何と"Fan Club"!  まさかこんな曲が聴けるなんて!もうこの時点で私は口あんぐり。全く予想しない展開に、セット・リストのメモをとる手が思わず震える。(これは帰宅してから知ったことだが、この日と同様のアコースティック・セットで始まるショウが今年6月にStar Plazaで行われていたとのこと) 続いたのは、これまた古い曲。1stアルバム収録の"Oh, Candy"だ。アコースティックになると更に強調される、この曲の持つ優れたメロディに浸りつつ、この曲をライヴで聞いたのは今日が初めてかも‥などと考えていたのだが、これはほんの序の口だった。3曲目はリックの一風変わったギター・リフからスタート。うん、この曲は‥‥"I Don't Love Here Anymore"だ!「Next Position Please」アルバム(1983)収録の隠れた名曲。こんな曲が死ぬ前に聴けるとは。感激です。「Next Position Please」の性格自体、CTのポップ・センスを強調したつくりになっているので、アコースティックにアレンジされたマイルドな音作りがとてもハマっている。次は一気に時代がとんで、「CT'97」収録のバラード"It All Comes Back To You"「全ては自分に帰ってくるんだ‥」 シンプルながらも秀逸な曲構成に美しいメロディ。そして歌詞。「CT'97」アルバムはかなり聴きこんでいるので、またこの曲はライヴで過去に数回体験しているので、それほど新鮮味はなかったが、何度聴いてもその泣きのメロディに心揺さぶられる。5曲めも「CT'97」から。アルバム中、特にキャッチーで明るい"Carnival Game"だ。アルバム・リリース当時、よくラジオ等のプロモーションでアコ−スティック・バージョンをプレイしていたので、メンバ−からすればお手のものといった曲だろうか。アコースティック・セットの締めは"Lookout" 70年代から80年代へ、最近の曲から一気に昔の曲へ。様々な時代の曲を満遍なく織り交ぜながら、全く違和感を感じさせず自然な流れでCTの歴史に触れてゆく。素晴らしい。

  ああ、もうこのままアコースティック・セットで最後までいってもいいな、などと一瞬思ったりもしたが(笑)途中リックから「エレクトリックも後でやるよ」とMCがあった通り、ここで機材を通常のセットにチェンジ。"Stop This Game"と同じコーダの音が‥‥おおっ、久々に来るのか"Stop This Game"と思わず身を乗り出すが、一度ステージから消えたメンバーが戻ってきて元気良くスタートさせたのは"Stop This Game"と同じく「All Shook Up 」アルバムを代表する曲の一曲"Just Got Back"だった。しかし、この展開は悪くない!バー二ーの印象的なドラム・フィルに、小さな会場中が大歓声で反応する。エレクトリック・セット2曲めは「In Color」アルバムから"Big Eyes" サマー・ソニックでは暴力的なまでに重いリフで、お祭り気分のスタジアムを緊張感で満たしたこの初期の名曲が再び会場中をひんやりとした空気で支配する。なるほど、この後はサマソニのセット・リストをアレンジしたような内容でいくのかな…と思いきや、次にアナウンスされたのは「みんな一緒に歌ってくれ」の名曲"If You Want My Love"  ここでCTがサマソニと単独公演、全く異なるセットを用意してくれたことがわかり、嬉しさで再び心が高ぶってくる。皆で左右に手を振り、会場が一体となったところで続いたのが新作から"Pop Drone" アメリカでは既にライヴでの準定番的な曲になりつつあるが、サマソニではプレイされなかったので日本では初披露になる。多分に70年代的な、重く太いギター・リフとリズム。気だるさを感じさせるロビンのヴォーカルが印象的なミドル・テンポの曲だが、サウンドはシャープで、独特のグルーヴ感が非常に心地よい。ルーツ・ロックは当然のこと、90年代以降のモダン・へヴィネス・サウンドも感覚としてしっかり身についているCTならではのクールなへヴィ・ロックである。その後は"My Obsession"  "I Want You Want Me"と、CTのメロディ・センスが存分に発揮された新旧のポップ・ロック・チューンの畳み掛け。改めて"My Obsession"は素晴らしい。既にCTの新たなクラシックとしての威光を放っている。是非これからもライヴの定番曲としてプレイし続けて欲しいものだ。そして、待ってました!サマソニ同様、ライヴ中盤をピリッと締めたのは新曲"Best Friend"だ。暴力的なまでにヘヴィなリズムとギター。ロビンはスクリーマーとしての実力を遺憾なく見せつける。何度聴いても凄まじい! 今日既にロビンの体調はベストとはいえない状態だったようだが、それを全く感じさせなかったのは流石だ。"Best Friend"と比較すると、続く"Never Had A Lot To Lose"はよりロビンのパフォーマーとしての側面をアピールする曲といってよいだろう。ロビンは体が一回り大きくなって、見かけは変わってしまったが、マイクを両手で持ち、体を前後に大きく揺すりながらオーディエンスにアピールする動きは昔と変わらない。いや、歌はむしろパワー・アップしているのではないかとさえ思える。「Lap Of Luxury」収録曲の中でも特にCTらしいメロディを持つこの曲。やはり非常にライヴ向きの曲で、個人的にはこの日最も気分が高揚した曲だった。ここでリックがMCでオープニング・アクトのHound Dogについて触れ、その流れでエルヴィス・プレスリーのヒット曲でお馴染みの"Hound Dog"を即興で(?)プレイ。(リックとトムはFuse時代にこの曲をシングルとしてリリースしている)  次に、これまた日本では初披露となる新曲"Words"が続いたが、この曲でのリックのギターのトーンの美しいこと。ブリッジからの盛り上がりも素晴らしい。デビュー27年めにして自分たちの過去の遺産に依存しない、こんなフレッシュな曲が書けるなんて。再び時間を遡って、アルバム「In Color」から"Downed" CTのライヴでは比較的ショウ終盤でプレイされることが多いと思えるこの曲。私は普段あまり熱心に聴くことのない曲なのだが、ライヴだとその構成の見事さと秀逸なメロディにうっとりさせられる。それは続く新作からのタイトル・トラック"Special One"も同じで、生の演奏ならではの音圧とトーンが与えるダイナミズムが、美しいメロディと相俟ってこちらの聴覚に絶妙の刺激を与えてくれるのである。(この曲でリックの"日の丸"の模様が入ったギタ−登場)そして、ライヴで映えるCTの曲といえば続く"Heaven Tonight"を忘れてはならない。(今だから話せますが、昔は「Heaven Tonight」アルバムを聴くときはこの曲だけスキップしていたものです(汗))   演奏前にリックが、この曲で使用する楽器マンドセロについて一言二言解説を加える。アルバム・バージョンとは比べ物にならないほどの音の広がりに重厚さ。"Heaven Tonight"をライヴで聴くと、いつも音の網に捕らえられて別の世界に連れ去られるような不思議な感覚に襲われる。ライヴも終盤。サマソニ同様"Ain't That A Shame"でひとしきり和み、本編のトリは勿論"Surrender"!  リックの5ネック・ギター、これだけの至近距離で見たのは初めてだが凄い迫力。いや、もちろん5ネックがなくとも、体格の非常にいいリックの存在感は圧倒的なのだが(笑) (注・恐らく日帰りで遠方からこられた方々なのでしょう。ショウ半ばで名残惜しそうに会場を後にする人が結構出たので、私はライヴの後半は会場中央の仕切りのところでゆっくり見ることができたのです)   アンコールを求めるファンの声がやや小さかったように思えたが、これを私は責める気にはなれなかった。45分のオープニング・アクトの後、待ち時間が一時間弱。そして--私もそうだが--今回はこの仙台と翌々日の札幌が唯一の単独公演とあって、遠方から見に来ている人も多いはずなのだ。CTのセットリストもここ数年の平均より30分近く(!)長く、ファンの疲労もかなり溜まっていただろう。しかし、そんなにことはいってはいられない。アンコ−ル1曲め。個人的に最も期待していた"Scent Of A Woman"  サマソニでのロビンのタフな歌唱とステ−ジングが、まだ鮮明に残像として残っている状態であったが、この日もやはり圧巻だった。ライヴ終盤にきても全く衰えを見せない強靭なロビンのヴォ−カル。リック、トム、バー二ーの存在感も凄い。思わず背筋がゾクゾクする。と、その余韻に浸る間もなく、フィードバック音に導かれて最後の曲"Dream Police"が始まる。へヴィさ、ポップセンス、ユーモア。CTの魅力が全て凝縮されたこの名曲に身を任せながら、私はこの場に居合わせたことを感謝していた。"Goodnight Now"‥‥ああ、終わっちゃった。
 
  東北の、とても小さなホールで見たCT。ライヴはキャリアの集大成といっても差支えなかったが、そこには確かにバンドの過去だけでなく、未来があった。未来につながる道とそれを照らす強い意志。これを持ちえている限り、CTは永遠に続くのではないかとさえ思ってしまった。
1.Fan Club
2.Oh Candy
3.I Don't Love Here Anymore
4.It All Comes Back To You
5.Carnival Game
6.Look Out
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7.Just Got Back
8.Big Eyes
9.If You Want My Love
10.Pop Drone
11.My Obsession
12.I Want You To Want Me
13.Best Friend
14.Never Had A Lot To Lose
15.Words
16.Downed
17.Special One
18.Heaven Tonight
19.Ain't That A Shame
20.Surrender
21.Scent Of A Woman
22.Dream Police
23.Goodnight Now

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