Jude Cole > Biography pt.2
Jude Cole Biography・2
  ジュードのデビュー・アルバム「Jude Cole」(1987)は残念ながらセールス面では失敗に終ってしまったが、適度に洗練された楽曲、腕利きのミュージシャンを多数揃えた演奏面、ジュードの堂々たる歌唱と完成度は申し分なく、デビュー作としては十分な内容を持っていた。続く2ndアルバム「A View From 3rd Street」(1990)でジュードのアーティストとしてのクリエイティヴィティは一気に頂点を迎えた。楽曲、アレンジ、演奏と全てが完璧といえるまでに高められた「A View From 3rd Street」からは"Baby It's Tonight" "Time For Letting Go" "House Full Of Reasons"と3曲のヒット・シングルも生まれ、セ−ルス面でも成功を収めたのだった。 しかし、残念ながらジュードはこの成功を維持する事が出来なかった。1992年にリリ−スされた3rdアルバム「Start The Car」はアルバム・タイトル曲、美しいバラードの"Tell The Truth"、トミー・ショウとジャック・ブレイズがゲスト参加した"Worlds Apart"といった名曲を軸にクオリティの高い作品が揃っており、そこそこのヒットを記録したが、インパクトでは「3rd Street」に及ばず、結局この後Judeはレーベルを離れることになった。「Start The Car」以降、ジュードの活動は暫く伝わってこなかった。1993年から1995年にリリースされた、ジュードが関わった作品といえばマーク・ボニーラの「American Matador」(1993)くらいのもの。ほとんど"雲隠れ"といっておかしくない空白の時間が経過する中、1995年にアイランド・レコーズより突然新作「I Don't Know Why I Act This Way」がリリースされた。勿体ぶったようなアルバム・タイトル、メッセージ性の強い社会派の歌詞、どこか沈み込むようなメロディ・ラインと、明らかにそれまでのアルバムとは異なるトーンの作風は、空白の間にジュード自身に大きな変化があったことを伺わせた。1990年代後半以降のジュードは、それまでの停滞が嘘のようにプロデューサーとして、ミュージシャンとして、マネージャーとして八面六臂の活躍をみせる。ジュエル、Lifehouse、ビリー・マイヤーズ、リンゼイ・パガーノ他、数多くのアーティストのアルバムに関わる一方で、2000年には自身が設立したレーベルWatertownから5thアルバム「Falling Home」をリリース。ソロ・アーティストとしての意欲もみせた。近年、ジュードにとって大きな転機になったのは、長年の友人である俳優キーファー・サザーランドと共同でロスアンゼルスに設立したレコーディング・スタジオ"Ironworks"であろう。同名のレーベルも設立した現在は、ロッコ・デルーカをはじめとする新人アーティストの発掘と育成にも力を注いでいる。
Jude Cole
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