The Incredible Casuals
at Thums Up Yokohama Apr,13 2006
at Tsuki-Miru-Kimi-Omou Aoyama Apr,14 2006

Nature Calls
The Incredible Casuals
/Nature Calls(2006)


1.Think Hard
2.I'll Do Anything
3.It's Better
4.Grunions
5.Fit To Be Tied
6.Worse Things
7.Love Affair
8.Walk On
9.Western Sliver
10.That's How Strong My Love Is
11.Little Mixed Up
12.Summertime
13.Done Done Deal
14.Zippo
15.On The Beach
16.Zippo(Reprise)
Bonus Track:
17.Barely Nothing Wrong
18.Doomscan
19.Summertime(Video)
  Movin' Jellyのユタカさんから、NRBQと併せてThe Incredible Casualsのことを教えて頂いてて既に3年は経つであろうか。正直いうと、Casualsは最初大したインパクトを覚えなかったのだ。ユタカさんに頂いた「That's That」(1987)と「Your Sounds」(1991)の音源。う〜ん、確かに演奏は上手いし、音楽性は多彩で、曲もキャッチーでわかりやすいけれど、全てにおいて普通に"良い"のレベルで、例えばCheap Trickが与えてくれるようなエキサイトメントはこのバンドからは得られないなあ…と。印象が変わってきたのはつい最近。来日公演の予習の為、音楽プレイヤー付の携帯にCasualsを落として、大音量で毎日聴いていると、今まで気づかなかったCasualsの魅力に気づき、1曲、2曲、3曲…と段々好きな曲が増えてきたのである。特に「Your Sounds」アルバムは最近の個人的へヴィ・ローテーション盤に!パワフルさとスピード感。60年代から脈々と受け継がれる、アメリカン・ロックの伝統的なセンスが活きたポップなメロディ。そしてCasualsならではの味は、そのメロディの中核に流れる弾けるようなポップ感覚と、これぞ男の哀感ともいうべき切なさの共存に表れている。でも、はっきりわかったのは、御託など並べなくともCasualsを生で一度体験しさえすれば、一発でノックアウトされるってことだよ(笑) 3年ぶりに来た会場のサムズ・アップは洒落たレストラン形式のライヴ・ハウスで、決して大きくないステージは前座を務めたMovin' Jellyの時でさえかなり窮屈そうに見えたが、平均的日本人男子のふた回りは体格の大きいCasualsのメンバー、特にチャンドラーとリッキー、が立つと益々ステージが狭く見える。もう40の声を聞いている筈だが、少年のような面影を残したエアロン・スペイド(ギター/ヴォーカル)がステージ向かって右側に(Yutakaさんが弾いたチェック柄ギターをそのまま使用!) 中央に、まるで格闘家か何かと見紛うような立派な体躯をしたチャンドラー・トラビス(べース/ギター)がにこやかな笑顔で、時に大きなアクション(&チョッパー!)をみせながら、ライヴをリードする。後ろにデンと構える、チャンドラーに負けず劣らぬ筋肉質のがっしりした体格のリッキー・ベイツ。その格好は金髪のカツラを被った女装姿! ステージ下手にはクールなテレキャスター弾きジョニー・スパンピナートが陣取る。私はジョニーの真ん前の席を確保した。ライブが始まってすぐ気付いたのがその演奏力の凄さだ。いや、侮っていた訳ではないし、特にテクニカルな部分を強調している訳でもないのだが、曲ごと、曲の部分ごとに様々な音楽要素を披露しながら、シャープ極まりない演奏で、程よい緊張感を維持し続ける。これだけの情報を内包しながら、ライヴの流れは途切れることなく、勢いよく時間が流れてゆくのだ。古い曲から、リリースされたばかりの新作「Nature Calls」まで満遍なく選曲された楽曲群は、はじめて聴く曲でも思わず歌いたくなってしまうフックと展開(そう、Casualsの曲には途中でモータウン調に変わる"In The Darkness"のようにハッとさせされる構成の曲が以外に多いのだ)を備えた曲がアルバムのン十倍のパワーを持って身体全体にぶつかってくる。エルヴィス・コステロのそれを渋く、柔らかくしたようなチャンドラー。ポップでライトなエアロン。ハスキーなジョニーと、3者3様の声も生ではCDよりもずっとメリハリが活きており、息の合ったコーラス・ハーモニーは凄い高揚感を与えてくれた。途中休息を挟んだ2部構成のライヴはあっという間に終了。あまりに良かったので、予定していなかった翌日の青山公演も急遽観にいったのだが、こちらも非常に充実した内容のライヴだった。終盤では競演した日本のヴェテラン・バンドCarnationとRolling Stonesのナンバーを2曲セッション。スタンディングの会場ということもあって、観客の盛り上がりも横浜公演以上で、最後には予定していなかったインスト・ナンバー"Let's Go"までプレイするサービス!  本当に楽しい2日間だった。最後に、もう一度バンド・メンバーとスタッフの方、そしてこの文字通りインクレディブルなロック・バンドを私に教えてくれたユタカさんにお礼を言いたいです。どうも有難うございました。

  しかし…えっ!?本当に最初で最後の来日なの??
Nature Calls(ジャケット裏)
「Nature Calls」
ジャケット裏
(エアロンとジョニーに
サインをもらいました)
Live Review
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