Incubus live at Toyosu Pit Mar,6 2015

<Set List>
1.Wish You Were Here
「Morning View」
2.Anna Molly
「Light Grenades」
3.Adolescents
「If Not Now, When?」
4.Consequence
「Make Yourself」
5.Absolution Calling
「Trust Fall side A」
6.Talk Shows On Mute
「A Crow Left Of The Murder」
7.If Now Now, When?
「If Not Now, When?」
8.Vitamin
「S.C.I.E.N.C.E」
9.Trust Fall
「Trust Fall side A」
10.In The Company Of Wolves
「If Not Now, When?」
11.A Kiss To Send Us Off
「Light Grenades」
12.Nice To Know You
「Morning View」
13.Love Hurts
「Light Grenades」
14.Pistola
「A Crow Left Of The Nurder」
15.Pardon Me
「Make Yourself」
16.The Warmth
「Make Yourself」
17.Megalomaniac
「A Crow Left Of The Murder」
- Encore -
18.Are You In?
「Morning View」
19.Drive
「Make Yourself」
20.A Crow Left Of The Murder
「A Crow Left Of The Murder」
~I Want You (She's So Heavy)
*Beatles cover



ブランドン・ボイド
- vocals, guitar, Percussion

ベン・ケニー
- bass

マイク・アインジガー
- guitar

クリス・ギルモア
- turntables, Keyboards

ホゼ・パシーヤズ
- drums




If Not Now, When?
If Not Now, When?
(2011)
  åˆã‚ã¦è¡Œã£ãŸã‚Šã‚“かい線豊洲駅近くのホール豊洲pitでIncubusのライブを初観戦。結論からいうと素晴らしいライヴだった!現時点での最新作「If Not Now,When」では、音楽性をそれまで以上にメロディアスな方向にシフトした穏やかな楽曲が軒を並べていたが、ライブではIncubusのもつメロウさと、多種多様なグルーヴ感がより有機的に交わり、初期の楽曲から新曲までが全く違和感なくスムースに一つの流れを生んでいたのが印象的だった。

  å¹»æƒ³çš„なメロディとリズムに彩られたオープニングの"Wish You Were Here"で一気に観客は熱狂の渦に。それはハードにロックした"Anna Molly"で更に加速する。音響は悪くはないものの、エコーが強めでもう少しシャープな音の方がブランドンの伸びやかなヴォーカルも映えるのでは…と序盤気になっていたのだが、曲が進むにつれ気にならなくなってきた。演奏力は文句なしに素晴らしい。Incubusの曲は複雑なリズムと展開を持つ曲が多いが、どのパートにおいても破綻なく心地よいノリを与えてくれ、実に爽快だ。

  å†ã³ãƒŸãƒ‡ã‚£ã‚¢ãƒ ãƒ»ãƒ†ãƒ³ãƒã®"Adolescence" "Consequence"と新旧の曲でゆったり乗らせた後、Incubusの新生面を感じさせるシンセサイザーのドラマティックなイントロに導かれ新曲"Absolution Calling"がスタート。80年代のニューウェーブを想起させるポップなアレンジの名曲だ。「A Crow Left Of The Murder」アルバム収録のシングル・ヒット"Talk Shows On Mute"もまたIncubusのポップ・センスがよく表れた曲であり、サビの3、2、1というコーラスに合わせファンが指を突き出しながら一緒に歌っている最新アルバムのタイトル・トラックは、一聴してAOR調の穏やかなメロディながら「今眩い光を見なかったら、いつ見るんだ?」という力強いメッセージを壮大なアレンジで聴かせる。一転して「S.C.I.E.N.C.E」アルバム収録の初期の代表曲"Vitamin"では、アグレッシブな縦ノリのリズムで、このバンドのルーツがオルタナティヴ/ミクスチャー・ロックにあることを知らしめた。フロアは激しく揺れている。今日のライヴでのファンの反応を見て分かったが、やはり初期の「S.C.I.E.N.C.E」 「Make Yourself」 「Morning View」の3枚のアルバムに特に思い入れがあるファンが多いようだ。

  ä»Šæœˆãƒªãƒªãƒ¼ã‚¹ã•ã‚Œã‚‹æ–°EP「Trust Fall」のタイトル・トラック。過去のIncubusになかったスタイルの曲であるが、一発でノックアウトされた。殆どプログレッシブ・ハードロックといってよいダイナミズムと展開美を持つ曲である。一体、Incubusはこれからどんな進化を見せてくれるのだろうか。CDで聴くのが待ちきれない。この曲では、バックドロップに映し出される映像とサウンドのマッチングも素晴らしかった。"In The Company Of Wolves"は、このライヴで聴くまで正直ここまで良い曲とは思わなかった。派手さは全くないが、60年代風のサイケ調アレンジの楽器群に、ブランドンの優しい歌が乗るアルバムを代表する名曲といえるだろう。"A Kiss To Send Us Off"はIncubusならではの展開美とアグレッションが同居した楽曲であるが、ライヴではそのドラマ性がより発揮され強烈なサウンドだった。同じくテンポ・チェンジを盛り込み1曲の中で様々に表情を変える初期の名曲"Nice To Know You"のノリもIncubus特有のもので、他のバンドでは味わえない絶妙なサウンドを体感できた。Incubusのメンバーは何れもテクニシャンばかりだが、リズム隊のグルーヴの多彩さは生で聴いて改めて圧倒された。

  ä»Šå›žã®ãƒ©ã‚¤ãƒ´ã§æ•¢ãˆã¦æ®‹å¿µã ã£ãŸç‚¹ã‚’1つ挙げると期待していた"Dig"が聴けなかったことだが、同じくIncubusのメロウ・サイドを代表する名曲"Love Hurts"が聴けたのは嬉しかった。素晴らしい曲だ。再度、メッセージ色の強いハード・ロック・チューン"Pistola"で加速し、息つく間もなくDJのスクラッチ・ノイズと、変拍子が合わさり独特の浮遊感を生み出す名曲"Pardon Me"を叩きつける。同じく「Make Yourself」収録の"The Warmth"は、ミディアム・テンポの決して押しの強い曲ではないのだが、キャッチーなメロディ・ラインといい、ユニークなリズム・パターンといい、展開といいIncubusの美点が詰まった曲といえるだろう。本編最後は強烈無比な"Megalomaniac" 当然コーラス部分では大合唱が巻き起こった!

  ã‚¢ãƒ³ã‚³ãƒ¼ãƒ«1曲めはMorning View収録の"Are You In?" さほど思い入れのある曲ではなかったのだが、生で聴いてそのシンプルながらグッとくる歌詞のリフレインと、リズムの心地よさにすっかり魅了されてしまった。曲がエンディングを迎えると同時にフロアからはDrive!Drive!の大コールが。R.E.MのDriveを聴きたいのかい?なんて冗談を言ってから歌い出すブランドン。"Drive" Incubusの普遍的魅力が凝縮された永遠の名曲だろう。エンディングは、マイクのキャッチーなギターリフが車輪となり、激しいビートを生む「A Crow Left Of The Murder」のアルバム・タイトル・トラック。エンディングはそのままBeatlesの"I Want You(She's So Heavy)"へと繋がり、深い余韻を残したままメンバーはステージを去った。

  2時間にIncubusの音楽性の多彩さが凝縮された、圧巻のパフォーマンスだった。会場の入りは8割前後だったと思うが、ファンの盛り上がりも凄く、全編でバンドとファンの間で理想的なケミストリーが生まれていたように思う。
(3/13/2015)

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