Mari Nagatomi at Shimokitazawa 440 Oct,1 2004

   「キム・リッチーの曲を歌っている日本人の歌手がいる」
  2年…いやもっと前のことだったか。きっかけはキムに近いアメリカのメール友達からの情報だった。早速調べてみると、真梨さんという京都のカントリー・シンガーだった。年齢を知ってその若さにも驚いたが、演っている音楽にはもっと驚いた。真梨さんに直接メールしてアルバム「Hear My Heart」(2001年リリース)を購入。ナッシュビルで録音されたそのデビュー・アルバムはキムのカヴァーを2曲含む全て英語詩のアルバムで、楽曲、演奏面のクオリティの高さは勿論、洗練された親しみやすいサウンドと、何よりとてもハタチの女の子が歌っているとは思えない堂々とした歌唱に圧倒された。
  
  そして…念願叶ってやっと初ライヴを体験することができました。
下北沢の小さなライヴ・バーでのアコースティック・ライヴ。感激で固まっていたら30分足らずの演奏時間はあっという間に過ぎてしまったけれど、真梨さんの素晴らしい歌声(CDで聴くよりハスキーでソウルフル!)を堪能できたし、キム・リッチーの"Every River"も聴けた! そして新曲の"ステップアップ"(これは名曲。是非次のアルバムに収録してほしい)では真梨さんのソングライターとしての才能と、音楽のジャンルを超越したアーティストとしての可能性を見ることができた。ライヴ終了後に真梨さんとお話しすることができたのですが、想像した以上に小柄でかわいらしい人で、本当にこの体のどこからあのソウルフルでパワフルな声が出てくるのかと驚いてしまった。短かったけれど、本当に嬉しい夜だった。次回は是非フル・セットでのライヴが見たい!
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