OK Go at Unit, Daikanyama Feb, 26 2010 |
|
|
|
- set List - 1 White Knuckles |
調べると、会場となった代官山Unitの収容人数は600人から700人だそうだ。この日のOK GOのライヴはこの小さなホールの密接度を最大限に活かした大エンターテインメントだった。本当に、これだけ楽しんだライヴは久しぶりだ。キレのいいリズムのギター・ロック主体だった2ndまでの路線から一転、80'sニュー・ウェーヴ風のサウンドも盛り込んだグルーヴィで煌びやかなポップ・チューン満載の新作「Of
The Blue Colour Of The Sky」をフィーチュアしたある意味新生OK GOお披露目の機会でもあったのだが、この新しいスタイルを得たことで表現の幅がグンと広がっていることも実感できた。サマソニで観たOK GOは彼らのほんの一面を出していたに過ぎなかったんだなあ。 オープニングは80年代のプリンスの影響が色濃い、アップ・テンポの"White Knuckles"で勢いよくスタート。ここでいきなりステージから山のような紙吹雪が客席に向かって飛び出すのだが、これが一回限りでなくこの後ショウの間3、4回に渡って大量に撒かれたのだった(笑) この日の前17曲のセット・リスト中6曲披露された「Of The Blue Colour Of The Sky」の楽曲だが、そのライヴで意外なほど映える各々の楽曲のポテンシャルに感嘆したのは私だけではなかったはず。"香港(公演)ではもっとファンが声を出してたぞ〜 もっと声出るだろー!"というティムのMCで、会場が一体となってコーラス部分を叫んだ"This Too Shall Pass" 「普段何マイルも離れた距離にいる僕らが今こんな近くに…」と、いきなりギターを持ったダミアンが何と客席に降り、ファンをかき分けホール中央へ移動。アルバム中最も美しい小品"Last Leaf"を弾き語りで披露したのだった。これはライヴのハイライトであったといって良いだろう。アッ!と思わせたのはアンコールの"WTF" 電飾のベストを着飾ったメンバーが横一列に整列し、フロアに背中を向けるとそこには点滅する「O」「K」「G」「O」の文字が! 更に演奏は噂のLEDをネックに搭載したギターとぺースでなされ、縦横無尽に場内を照らすレーザービームのような光が凄い視覚効果を与えていた。その一方、1stの"What To Do"は何とテーブルに置かれた大小様々の"ハンドベル"と歌、コーラスのみで演奏された!場内がざわついており、もう少し静かな状況で聴きたかったという気持ちもあったが、このアレンジは胸にグッときたね。"Get Over It" "Here It Goes Again" "Do What You Want"といったパワフルでキャッチーなロック・チューンは当然フロアに大きな盛り上がりを生み、要所でセットを締めていた。演奏力は元々非常に高いものを持っているバンドで、この日のプレイも常に安定していたが、新作「Of The Blue Colour〜」の楽曲でよりそのヴァーサタイルな力量が表現できたといえるだろう。艶っぽいソウルフルな声から、アグレッシヴなシャウトまで、ダミアンのヴォーカルの表現力も遺憾なく発揮されていた。演奏面、音響面、演出面が驚くべき整合感をもってショウを構成し、最後まで全く飽きさせなかったこの日のライヴは、OK GOの自信とサービス精神に満ち溢れていた。(3/5/2010) |
Of The Blue Colour Of The Sky (Japanese edition:2009) 1. WTF? 2. This Too Shall Pass 3. All Is Not Lost 4. Needing/Getting 5. Skyscrapers 6. White Knuckles 7. I Want You So Bad I Can't Breathe 8. End Love 9. Before The Earth Was Round 10. Last Leaf 11. Back From Kathmandu 12. While You Were Asleep 13. In The Glass |
|
|
|
Live Review | |
Site Top |
SEO | [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送 | ||