The Pipettes
at Astro Hall Harajuku Aug, 9 2007

- Set List -

※調査中
  茹だるような暑さの中、原宿の小さなライヴ・ハウスをぎっしり埋めた日本のファンの前で披露されたPipettesのライヴは、想像した以上に練りこまれた、素晴らしいエンターテインメント・ショウであった。ライヴ前1週間、デビュー・アルバム「We Are The Pipettes」を聴きこみ、そのクラシック・ポップの要素が詰め込まれたサウンドと、モダンなセンス溢れる歌詞とのコンビネーションに改めて驚かされたが、果たしてこのイギリスのセクシー&キュートな女の子(といっても最年長のGuennoは26才だが)+バンド〜ジョン(ベース)、セブ(キーボード)、モンスター・ボビー(ギター)、セブ(キーボード)〜は、完璧なパフォーマンスで楽曲の持つ世界を表現してくれたのだ。ライヴがスタートしてまず驚かされたのはその安定した演奏力、歌唱力。狭いステージの後方で、立ち位置を全く変えず黙々と演奏する男性陣は味気なくも感じるが、そのボトムの効いた"ロック"なサウンドはインパクト十分で、まるでラモーンズのように矢継ぎ早に1〜2分台の曲を繰り出す、そのテンポ重視のライヴのテンションを維持する為のタイトな演奏力、音だけで十分表現できるだけの存在感を有していた。フロントマン(ウーマン)の立ち位置はその曲毎に、誰がリードをとるかによって目まぐるしく入れ替わり、またその曲ごと、パート毎にアレンジされたキュートな振り付けによってもどんどん入れ替わる! 3人〜RiotBecki、Guenno、Rosay〜は、特筆すべき個性のある声質は持っていないものの、皆心地よく響く響く実に魅力的な声をしており、アルバム同様の爽やかなコーラス・ハーモニーもしっかり再現していた。そして、その息の合ったダンス・振り付けの楽しいこと!  恐らくフロアの1.5倍は体感温度が違うであろう熱気のステージ上で、汗だくになりながら最後までハイ・テンションで踊り、歌い続けた彼女たちには凄いプロ意識を感じた。要所でみせたGuennoとRosayの弾く、意識してチープさを活かした様なキーボードも良かったなあ。アンコールの"We Are The Pipettes"まで含めて50分弱、全20曲(くらい?)のショウ。短いという声も聞かれたけれど、あれだけの内容の詰まった、しかもテンションの落ちないパフォーマンスでこれ以上求めるのは贅沢なのではないかと私は思った。大袈裟でなく、彼らは1秒たりとて飽きさせることはなかったのだから。最高でした!

サマーソニック07のレビューに続く…
The Pipettes/Your Kisses Are Wasted On Me

Your Kisses
A Wasted On Me EP


1.Your Kisses A Wasted On Me
2.I Love You
3.Really That Bad
4.Guess Who Ran Off
With The Milkman?
Video:
Your Kisses A Wasted On Me


The Pipettes/We Are The Pipettes

We Are The Pipettes

1.We Are The Pipettes
2.Pull Shapes
3.Why Did You Stay?
4.Dirty Mind
5.It Hurts To See You Dance So Well
6.Judy
7.A Winter's Sky
8.Your Kisses Are Wasted On Me
9.Tell Me What You Want
10.Because It's Not Love
(But It's Still A Feeling)
11.Sex
12.One Night Satnd
13.ABC
14.I Love You
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