Summer Sonic 09(Tokyo Day 2)
at Chiba Marine Stadium & Makuhari Messe Aug, 8 2009

- Mastodon set List -
1.Oblivion
2.Bladecatcher
3.Colony Of Birchmen
4.The Wolf Is Loose
5.Crystal Skull
6.Megalodon
7.Blood And Thunder
8.The Czar
9.Crack The Skye
10.Iron Tusk
11.March Of The Fire Ants
  マリン・ステージのオープニング。突然鳴り響いた"イノキ・ボンバイエ"のSEにのって登場したのはアントキノ猪木…かと思いきや、なんと本物のアントニオ猪木(19年ぶりに見る生猪木!)とボブ・サップ。この辺が普段のサマソニと"10周年記念"の違いであろうか(笑) 沖縄のラップ・デュオTriple Pと猪木の語りをフィーチュアしたラップ・チューンを1曲披露してステージを去った。

11:30~ Hollywood Undead

  新世代ミクスチャー・ロックHollywood Undeadは、トレード・マークである不気味なマスクを被って登場。唯一マスクを被っていなかったドラマー、そしてパーカッショニストの二人のコンビネーションが生み出すリズムは予想以上に重く手数も多く、アリーナを大きく揺らす根元的バワーを備えていた。しかし、楽曲そのものは残念ながら今の私の趣味からは遠かった。ライヴは楽しかったが、アルバムを購入しようとまでは思わなかった。


12:35~ Mastodon

  この日最も楽しみにしていたバンドのひとつMastodon  陰影に満ちた独特のメロディと、破壊力ある重厚な弦楽器の響き。まるでマシンガンのようなドラムス。メタリックでダークなMastodonの音楽に昼間のスタジアムの強い日差しは不似合いでは?などと考えていたのだが、まるでMastodonの登場を待ち構えていたかのように、時間が経つにつれ雨雲が空を覆いはじめ、その不気味な灰色がMastodonの音を演出する。特にMCもなく曲間にSEを使いながら間を置かず楽曲を繋げていく様は、まるで1つのライブを1つの作品と考えているかのMastodonの拘りが伺え興味深かった。パフォーマンス面では、時々アイコンタクトで前方のファンとコミュニケーションをとるトロイ・サンダース(ヴォーカル、べース)や、ギターを胸の前や頭上で抱えアピールするブレント・ハインズ(ギター、
ヴォーカル)のアクションが目立ったくらいで、メンバーは皆、基本的に黙々とプレイに集中する職人気質タイプ。愛想こそないが、皆全身から伝わってくる存在感が並ではなくそこにいるだけで絵になる。私のポジションのせいかサウンドのバランスがいまいちで、CDで聴ける綿密な音の構築美が楽しめず、粗い印象が残ったが、それでも演奏の上手さと表現力は十分に伝わってきた。最新作「Crack The Skye」の大作"The Czar"をハイライトに、Mastodonの持つメタリックさとプログレッシブさがバランスよく表現された、パワー溢れるショウだった。


13:50~ The All-American Rejects

  続いて同じポジション。2列めでThe All American Rejects(ARR)を見る。ARRのライヴを見るのは2004年(2回)、2006年に続いて4回め。うち3回がサマソニのマリンスタジアムと、個人的にサマソニ=マリンスタジアム=ARRといっても言い過ぎではないくらいだが、それもライヴそのものの内容が良かったからこそ。見る度に成長を感じさせてくれるARRだが、再びアッといわせる新鮮なパフォーマンスを見せてくれた。サポートのキーボーティストと、タイソン・リッターが歌に専念する時のみ登場するべーシストという2人のサポート・ミュージシャンを配した6人編成が、より凝った、洗練されたアレンジの最新作「When The World Comes Down」の楽曲を再現するためのものであることは想像がついたが、実はそれ以上に大きなものがあったのだ。それは~タイソンのパフォーマーとしての覚醒。

  勿論これまでもその天性のキャラクターとパフォーマンスで楽しませてくれたタイソンだが、この日のタイソンからは更に一皮むけた、突き抜けたパワーを感じた。私と同じく、前方で見ていたファンの方は皆感じたと思う。一瞬たりとも目を惹きつけて離さないのだ。上半身全裸に、キラキラのラメのペイントを施したタイソンが、この日べースを抱えたのは何曲だっただろうか? ショウの恐らく半分で、マイクのみを握りしなやかな肢体を動かし観客を煽るタイソンはこれまで以上にアグレッシブで、相変わらずのお下品ネタも交えたMCも絶好調(笑) それでいて、以前のように若さに任せた勢いだけでなく、ツアーで培われた余裕、貫禄も感じられた。タイソンは動き回る分、歌がやや粗くなっているようにも感じたのだが、実際はそうでもなかったようだ。音のクオリティを求めるなら、やはりもっと後方で見るべきなんだろうね。相変わらずクールな佇まいのニックをはじめ、他のメンバーのプレイも変わらず安定感十分なのだが、タイソンの強烈な存在感に地味な印象が残った感がある。でも、今のARRはこれでいいんじゃないかな。各メンバーの個性の違いがより明確になって、ARR独自のカラーを生んでいるからね。「When The World Comes Down」から5曲。1stと2ndからそれぞれ3曲プレイされたセット・リストはなかなかバラエティとバランスに長けており、あっという間に1時間が過ぎた。"Move Along"はすっかりアンセムの地位を確立したね!


15:10~ Placebo

  ARRの後、トイレに行き水を買って今度はスタンドからPlaceboを観戦。バンドの名前こそ昔から知っていたものの、曲を聴きはじめたのはたった1か月前から。オリジナル・アルバムで聴きこんだのは最新作「Battle For The Sun」と前作「Meds」のみだったので楽しめるか心配だったが、本当に良かった! これほどまでカッコいいバンドだったとは。バイオリニストも配した、広がりのあるシャープな音像もさることながら、ブライアン・モルコの伸びやかさと力強さを兼ね備えたヴォーカルも、CD同様に巨大なスタジアム全体に広がっていた。心地良い音だったー! 今のメンバーのポジティヴな心境が反映された「Battle For The Sun」をフィーチュアしたセット・リストも個人的に嬉しかった。大阪のステージでブライアンが倒れたと聞いて心配したけれど、この日は、どの曲かでイントロのタイミングが合わず、プレイし直したのにヒヤッとさせられた以外はプレイも安定しており、安心して見ていられた。もうすっかり Placeboファンです!(笑)


16:40~ Hoobastank

  同じくスタンドから、これで2回めとなるHoobastankのライヴ。キャッチーで勢いのある"Just One"で一気呵成に攻めるオープニングはエキサイティングだったし、ダグがギターを弾いてドラマティックに聴かせる"The Letter"もなかなか新鮮だった。演奏の安定感は抜群で、ダグの観客の盛り上げ方も上手く安心して楽しめるのだが、このバンドにはそろそろ普通に"良い" "楽しい"以上の意外性を見せて欲しい気もする。それができるポテンシャルを持っているバンドだからね。


18:00~ Tom Tom Club

  Hoobastankの"Crawling In The Dark"がまだエンディングを迎える前にスタジアムを出て、クロークで荷物を受け取りメッセのダンス・ステージへTom Tom Clubを観に急ぐ。開演10分前であったが、フロアはまだ6、7割しか埋まっておらず、余裕でステージ側まで行くことができた。結論からいうと、実に楽しいライブだった!三つ編みに、ゴールドのラメ(!)の丈の短いドレス姿のティナ・ウェイマスをはじめ各々カラフルな衣装に身を包んだメンバーが現れると、それだけでステージが一気に華やぐ。事前にYou Tubeでライブ映像をチェックした限りでは、サポートのヴィクトリア・クランプ(セクシー!)、ミスティック・ボウィ(陽気!)という2人のヴォーカリスト…特に長身の黒人シンガー・ミスティックが目立って、ややティナとクリス・フランツの個性が消されている感もあったのだが、実際生で見るバンドはそんなアンバランスさは微塵も感じられなかった。軽快にステップを踏みながらボトムをしっかり支えるティナのベースを核に、全てのメンバーがお互いを尊重しながら持ち味を発揮 しているのが伺えた。Tom Tom Clubというと、賑やかで、良い意味でチープなニュー・ウェーブ・サウンドの1stアルバム「Tom Tom Club」(1981)が未だトレードマークになっているが、今日のライブでフィーチュアされていた楽曲はこの1stと、ファンク/ブラック・ミュージック色を強めた目下の最新作「The Good The Bad And The Funky」(2000)の曲で、DJも配したバンドの音はその「Good~」に近いゆったりしたグルーヴをベースにしたものだった。クリスは派手さこそないものの、タイトで味わい深いドラム・ワークを披露。重さと滑らかさを兼ね備えたティナのベースとのコンビネーションはCDで聴くのと同様、肉感的にダイレクトに身体に訴えてくる。あくまで生音のバンド・サウンド中心であるが、1st、2ndの曲では特徴的なチープなアレンジも再現(これはキーボー ディストとDJの貢献度が高い)  最大のヒット曲"Genius Of Love"では、中間部でクリスのあの個性的な声によるメンバー全員ヘナヘナ~と崩れ落ちるお馴染みのアクションも再現(笑)  その"Genius Of Love"がオープニングの"Suboceana"に続く2曲めに早くもプレイされたのにはちょっと驚いたが、「Good And Bad And The Funky」収録の"Time To Bounce" "Who Feelin' It" "Happiness Can't Buy Money"といったポップなメロディと心地よいグルーヴを持つ"裏名曲"が客の身体を自然に揺らし、終盤ではカヴァーの"You Sexy Thing" 記念すべき1stアルバムのオープニング"Wordy Rappinghood" ミスティックのソウルフルなヴォーカルが映える"Take Me To The River"(Talking Heads)といったヒット曲が続き、フロアのうねりは一層大きくなった。特に"Wordy Rappinghood"での盛り上がりは凄かった! 客数は少なかったものの、それを寂しく感じた人はいなかったんじゃないかな。メンバーの顔にもファンの顔にも最初から最後まで笑顔が絶えない、本当にハッピーな時間だった。夏の思い出をどうも有り難う!  (8/16/2009)
Mastodon/Crack The Skye

Mastodon/Crack The Skye(2009)

- The All-American Rejects
set list -

1.Dirty Little Secret
2.Fallin' Apart
3.Swing Swing
4.I Wanna
5.My Paper Heart
6.The Last Song
7.Mona Lisa
8.It Ends Tonight
9.Real World
10.Move Along
11.Gives You Hell

The All-American REjects/When The World Comes Down

The All-American Rejects
/When THe World Comes Down
(2009)

- Placebo set list -
1.Kitty Litter
2.Ashtray Heart
3.Battle For The Sun
4.For What It's Worth
5.Every You Every Me
6.The Neverending Why
7.Breathe Underwater
8.Special K
9.Song To Say Good-bye
10.Infra-red
11.Bitter End
12.Taste In Men
Placebo/Battle For The Sun

Placebo/Battle For The Sun
(2009)

- Hoobastank set list -
1.Just One
2.Born To Lead
3.Running Away
4.My Turn
5.Did You
6.Same Direction
7.Inside Of You
8.All About You
9.Remember Me
10.Connected
11.The Reason
12.The Letter
13.Out Of Control
14.Pieces
15.Crawling In The Dark
Hoobastank/Fornever

Hoobastank/Fornever(2009)

- Tom Tom Club set list -

※調査中


Tom Tom Club
/The Good The Bad And The Funky
(2000)

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