May 2009

 + no.541 +
Tinted Windows/Tinted Windows
Tinted Windows/Tinted Windows
(import CD/2009)

★★★☆
 Fountains Of Wayneのアダム・シュレシンジャー、ex.Smashing Pumpkins、A Perfect Circleのジェイムズ・イハ、Hansonのテイラー・ハンソン、Cheap Trickのバー二ー・カルロスが組んだ話題のバンド。アッパーでキャッチーなポップ・ロックを、4ピースのバンド・サウンドを基本としたシンプルなアレンジで聴かせる、というのが基本コンセプトであり、とすればアダムが舵をとるのも当然〜全12曲中9曲の曲を書き(うち1曲はテイラーとの共作)、アルバムをジェイムズと共同プロデュース〜なのだが、それにしても音に楽曲に面白みが少なすぎる。聴いていて心地良いし、メンバーが楽しんでいるのも分かるのだが、ジェイムズのソロ(「Let It Come Down」)ほどグッとくる泣きのメロディもなければ、Hansonのように、多種多様な楽曲でアメリカン・ロックの歴史を切り取って見せてくれるような奥深さもない。メンバー単独で書いた曲がほとんどなのが、この"あっさり感"を生んでいる要因に思えてならない。というか、単純に私がアダムのセンスを理解できない(Fountains Of Wayne苦手です)だけなのかな。最も印象に残った2曲のクレジットを見ると、やはりテイラー作の"Back With You"と、ジェイムズ作の"Nothing To Me"だった…。  (6/20/2009)
「Cheap Trick」
Through The Night(Cheap Trick unofficial fan-site)
 + no.540 +
Boys Club/Live From California
Boys Club
/Live From California

(Japanese CD/2009)

★★★★
  キース・エマーソン(key)、グレン・ヒューズ(vo)、マーク・ボニーラ(gt)を中心としたプロジェクト・バンドが1998年に行ったツアーの音源を収録したライヴ・アルバム。ELP、グレンのソロ(当時の最新作「Addiction」収録の"Cover Me")、マークの2枚のソロ・アルバムから代表曲"Afterburner"と"White Noise" そしてProcol Harumのカヴァー"A Whiter Shade Of Pale"、The Allman Brothers Bandの"Dreams I'll Never See"と、選曲のバランスはとれているのだが、いかんせん曲数が10曲と少ない(うち、ラストの"Middle Of A Dream"はツアーから戻った3人が共作したスタジオ録音曲)ため、トップ・クラスの実力を持つ3人のポテンシャルを十分披露するまでには至っていない。それでも、随所で迸るエネルギーを発散する楽器と声のせめぎ合いは、ぞくぞくするような緊張感を与えてくれる。"A Whiter Shade Of Pale"でのグレンの熱唱は、グレンの長いキャリアでベストに数えられるパフォーマンスではないだろうか。  (6/13/2009)
「Keith Emerson」
Live Review(2008)
 + no.539 +

Alias/Never Say Never
(import CD/2009)

★★★☆
  元々は1989年に"When I'm With You"の全米no.1ヒットを放ったSheriff、元Heartというカナダを代表する2つのハード・ロック・バンドのメンバーが結成したことで話題になったバンド。1990年のデビュー・アルバムからは2曲の大ヒットを生み大成功を収めたが、リリースが予定されていた2ndアルバムは音楽シーンの急激な変化(オルタナティヴ、グランジ・ブーム)によりお蔵入りになりバンドも解散。この「Never Say Never」は17年の時を経てリリースされたその幻の2ndアルバムである。ニュー・アルバムといっても、過去サウンドトラック・アルバム「Son In law」(1993) 「Don't Tell Mom The Babysitters Dead」(1991)、そしてリード・ヴォーカリスト:フレディ・カーシのソロ・アルバムでも取り上げられたグレン・バートニック作の"Perfect World"を含め全17曲中6曲はフレディのソロに収録されていた曲であり、どちらかというとAlias解散以降にバンドの中心人物てあるフレディと、ギタリストのスティーヴ・デマーキが作り上げた曲の編集盤といって宜しかろう。曲によって書かれた時代が異なる故全体のまとまりには欠けるのだが、フレディの美しいハイ・トーンを活かした楽曲
はハードな曲からバラードまで何れも高品質で文句無しに楽しめる。  (5/1/2009)
「Freddy Curch」
Music Review(2006)
 + no.538 +
Honeymoon Suite/Clifton Hill Honeymoon Suite
/Clifton Hill

(import CD/2008)

★★★☆
  ああ、これは。紛れもなくHoneymoon Suite印のサウンド! オリジナルのライン・ナップに戻り、1stアルバム「Honeymoon Suite」(1984)のプロデューサーTom Treumuthをプロデューサーに迎えたカナダのヴェテラン・HRバンド6年振りの新作は、メンバーも語るように自身の80年代サウンドへの回帰的要素を含んだアルバムだ。元々極端な音楽的変化をしてこなかったバンドであり、キャリアの割りにアルバムの枚数も少ないので、レイドバックした感もなく、ごく自然なかたちで今のバンドの姿を表現している。オリジナル・メンバーに戻った割りにレイ・コバーンのキーボードが控えめで目立たず、80年代の曲ほど重厚さは感じないが、メロディ・センスは変わらず素晴らしく、ギターのデリー・グレアムも特徴のある端正な音・プレイを聴かせてくれる。ほのかな郷愁を漂わせつつ、パワフルで張りもあるヴェテランならではの貫禄の一枚だ。  (5/23/2009)
Honeymoon Suite
Disc Review(2002)
 + no.537 +
 Mastodon/Crack The Skye
Mastodon/Crack The Skye

(import CD/2009)

★★★★☆
 
  元来有していた、メタル的なアグレッシブさに独特のグルーヴ感が加味されたギター・リフと、複雑で足数、手数の多いリズムの組み合わせは更に饒舌になり、70年代のオリジナル・プログレッシヴ・ロックを想起させるフレーズも顔を出し、はっきり大作志向を打ち出している。インストゥルメンツの表現が多様化したのと同調して、デス声ヴォーカルがクリーン・トーンに変わったのもある意味当然といえるが、レイドバックしたのでなく、モダン・へヴィ・メタルを基調とした、オリジナリティ溢れるサウンドと曲構成を持っているのが素晴らしい。これぞ新時代のプログレッシヴ・メタルだろう。  (6/28/2009)

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