+ no.615 +
Matt Nathanson/Modern Love Matt Nathanson/Modern Love
(import CD/2011)

★★★★☆
  円熟期を迎えたシンガー・ソングライター・マット・ナサンソン。「Beneath These Fireworks」 「Some Mad Hope」と傑作が続いた後の新作は再び傑作。しかし、今回はこれまでと全く違う方向性で挑んだ意欲的な楽曲アレンジだ。ホーン・セクション、キーボー ドも要所でフィーチュア。ジョージ・マイケルの"Faith"のマット・バージョンともいえるような"Faster"をはじめ、マットが愛する80's ミュージックへのオマージュも散りばめた明るくポップなサウンドが、懐かしくも新鮮。楽曲のバラエティの豊かさもマット史上随一。凝った音造りながら、歌心も忘れない親しみやすい1枚だ。  (6/24/2011)
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 + no.614 +
Smithereens/2011 The Smithereens/2011
(import CD/2011)

★★★★
  驚いた。このバンドのオリジナル新作だけはもう聴けないのではないかと思っていたから。1999年の「Date With The Smithereens」以降、カヴァー・アルバムや企画アルバムが続き、レイドバック感が拭えなかったが、プロデューサーにドン・ディクソンを迎えたオリジナル新作は、Smithereensの過去と現在を自然に繋げる素晴らしい内容。キレのあるギター・サウンド。タイトで重量感のあるリズム隊。パッ ト・ディニジオの程よく枯れた歌声によって歌われるポップなメロディ。派手さ、新奇さこそないものの何れもタイムレスな魅力を備えた佳曲ばかり。見事な復活!  (6/24/2011)
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 + no.613 +
Journey/Eclipse Journey/Eclipse
(japanese CD/2011)

★★★★
  過去のどのアルバムにも比較対象が見当たらないという点で、Journey史上最もチャレンジングな1枚といえるかもしれない。ニール・ショーン主導で作ったと思しき、精緻なアレンジが施されたやや長尺め(6分台の曲が全12曲中5曲)の楽曲が、表情豊かなインストゥルメンツによって披露される。コマーシャリズムは前作「Revelation」よりかなり抑え目で、大ヒットを予感させるキラー・チューンもないものの、アーネル・ピネダの伸びやかなヴォーカルによって歌われるメロディは聴くほどに味わいを増してくる。もう少し楽曲と全体の構成にメリハリが欲しかった気がするので、大満足とはいかなかったが、インスト面と歌のバランスが秀逸な、プログレッシヴなHRだ。  (6/24/2011)
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 + no.612 +
Stevie Nicks/In Your Dreams Stevie Nicks/In Your Dreams
(import CD/2011)

★★★★☆
  これぞスティーヴィー!とその変わらぬ美意識に感嘆してしまうジャケット・デザイン。その内容も、こちらの期待を裏切らないスティーヴィーの魅力満載の名作だ。グレン・バラード、デイヴ・スチュワートという大御所2人をプロデューサーに迎え、Fleetwood Macの盟友リンジー・バッキンガムとミック・フリートウッド。マイク・キャンベル等スティーヴィー作品には欠かせない匠たちがプレイしたプレイとサウンドの質は流石に隙なし。それぞれ強い個性を持ったグレンとデイヴのタッグ・チームが生む絶妙に洗練されたサウンドが、年輪を重ねたスティーヴィーに見事にハマっており、昔のようなエキセントリックさは抑え目ながらじっくり楽しめる作風になっている。  (5/27/2011)
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 + no.611 +
John Waite/Rough And Tumble John Waite/Rough And Tumble
(import CD/2011)

★★★★☆
  オリジナル・スタジオ作としては2004年「The Hard Way」以来のリリースで、ナッシュビルとLAで録音されている。ティナ・ターナーの"Sweet Rhode Island Red"  Gabe Dixon Band(ワオ!!)のカヴァー"Further The Sky"を除く全てでジョンがソングライティングに関わっており、全編しっかりコントロールして自らの個性を発揮しようとした気概を感じる。とても今年56才とは思えない、エッジのある骨太なロック・チューンが軒を並べているが、ヴェテランらしいメリハリも効いており、要所で絶妙な哀愁も漂わせながら力強いヴォーカルを聴かせてくれる。過去のアルバムに感じられた中途半端さは一切なし。決して新しい音ではないが、レイドバックとは無縁の緊張感あるバンド・サウンドに圧倒される。  (5/27/2011)
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 + no.610 +
Cars/Move Like This The Cars/Move Like Thisl
(import CD/2011)
★★★★
  何と1987年の「Door To Door」以来24年ぶりのオリジナル新作。このアルバムを聴いて改めて確認したことが2点。やはりCarsの核はリック・オケイセックなのだな、ということと、リックのソロ作とCarsは似て非なるもので明確な線引きがあるのだな、ということ。オープニングの"Blue Tip"の、楽しくも奇妙なイントロのキーボードとリズムから、一気に往年のCarsワールドに引き込まれる。変わらぬリックの粘着系ヴォーカル。ポップで覚えやすいメロディー。サウンドは新しくも古くもなく、大ヒットを予感させるキラー・チューンもないが、ここには彼らにしか作り上げられない絶対的な音世界がある。ベンジャミン不在はやはり残念だが、リックの頑張りようはそれを補ってあまりある。  (5/27/2011)
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 + no.609 +
The Outfield
/Playlist: The Very Best Of

(import CD/2011)

★★★★
  7月にアルバム「Replay」のリリースが控えているイギリスのロック・バンドOutfieldのベスト・アルバム。1996年には17曲収録 の「Big Innings」という決定版的なベスト・アルバムがリリースされたが、この新作に価値があるのはリマスターされているということと、新曲"California Sun"が収録されているという点だ。全14曲とコンパクトながら選曲は非常にツボを押さえており、メジャー・ヒット曲は勿論もれなく収録。音圧が甘くチープなサウンドだった80年代の曲も迫力のある音で楽しめる。"California Sun"はOutfieldらしい、アメリカンな壮大なサウンドを持ちつつ、伝統的なブリティッシュ・ロックの繊細さも持ち合わせたポップ・ロックの佳曲だ。  (5/27/2011)
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 + no.608 +
Panic! At The Disco/Vices And Virtues Panic! At The Disco
/Vices And Virtues

(Japanese CD/2011)

★★★☆
  ライアン・ロスとジョン・ウォーカーが脱退し、ブレンドン・ウーリーとスペンサー・スミスの2人組みになって再出発したPanic! At The Disco スタジオ作としては2008年の「Oretty.Odd」以来の新作。「Pretty.Odd」同様、よりルーツ色に根ざした方向性を追及(新バンドThe Young Veinsを結成)した脱退した2人とは対照的に、テクノロジーを多用して洗練されたポップ・ロックを志向した本作は、1stアルバム「A Fever You Can't Sweat Out」の音楽性への回帰の意図もあったようだが、「A Fever~」ほどのプログレッシヴさとバンド・サウンドらしさには欠けており、全編ミニマムでこじんまりとしたサウンド。もう少しダイナミズムが欲しいな、と思える場面が多いが"Memories"あたりのロマンティシズムにはやはり鉄壁のP!ATDのセンスが伺えほっとする。  (5/27/2011)
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 + no.607 +
Material Issue/International Pop Overthrow(20th) Material Issue
/International Pop Overthrow
(20th Anniversary Edition)

(import CD/2011)

★★★★☆
  いわゆる"パワー・ポップ"サウンドの雛型をつくったといれるシカゴのトリオ。1991年リリースの1stフル・アルバムがリマスターされ、8曲のボーナス・ト ラックを追加して発売20周年記念版として再発。ボーナス・トラックの内訳は6曲がプロモーション用に作られたアルバム「11 Supersonic Hit Expositions」に収録されていた曲。"Sixteen Tambourines"はCMJのコンビレーション・アルバムに収録されていた曲。"The Girl With The Saddest Eyes"は未発表曲。本作は、元々Material Issueのカタログの中でも最も多彩な作風であったが、Simon and Garfunkel、Thin Lizzy、Sweetのカヴァーも含むこのボーナス・トラックで補完され、バンドの魅力をより多面的に楽しめるようになった。  (5/27/2011)
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 + no.606 +
Gin Blossoms/No Chocolate Cake Gin Blossoms/No Chocalate Cake
(import CD/2010)

★★★
  何時まで経っても若くいるのは難しいが、上手に年をとるのも難しい。Gin Blossomsを聴いているとそんな当たり前なことを改めて考えさせられる。デビュー時と変わらないロビン・ウィルソンの甘く伸びやかなヴォーカルと、 シャープでキレのよいギター・リフ。どこまでも瑞々しいメロディ。良くも悪くもパターンに嵌った音楽性は、安心して聴ける反面刺激には欠ける。この「自然体の若さ」は以前からのファンとしては満足だが、果たして新しいファンをどれだけ捕まえられるかという視点で聴くと、決定打が見当たらず複雑な気持ちだ。  (5/27/2011)
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