A Date With Smithereens(1994)



1.War For My Mind
2.Everything I Have Is Blue
3.Miles From Nowhere
4.Afternoon Tea
5.Point Of No Return
6.Sleep The Night Away
7.Love Is Gone
8.Long Way Back Again
9.Gotti
10.Sick Of Seattle
11.Can't Go Home Anymore
12.Life Is So Beautiful

13.Time Won't Let Me
(Bonus Track:Japanese edition only)

Produced by Don Dixon

  「オルタナティヴがビッグ・ビジネスになる前からオルタナティヴだった」とは、Smithereensがフィ−チュアされた某アメリカのTV番組(メ−ル友達にいただいたもの)のオ−プニングでのナレ−ションであるが、そう、80年代にオルタナティヴ/カレッジ・ロック・シ−ンを牽引した彼らが、Smithereensに影響を受けた90年代の新世代オルタナティヴ/グランジの型だけを逆になぞってしまったのが失敗の元であった。プロデュ−サ−はDon Dixonだし、曲のストラクチャ−もこれまでとは基本的に変わっていない。"Miles From Nowhere"のようにポップ・センスが活かされた佳曲もいくつかある。アコ−スティックなバラ−ドもある。しかし、いかんせんサウンドのベクトルが"ヘヴィ"で"ダ−ク"な方向に傾いているため、他のSmithereensのアルバムが備えている風通しの良さが決定的に不足しているのだ。"シャウト"をせず常に歌い上げるタイプのPat Dinizioのエモ−ショナルなヴォ−カルも、このワク組みの中では十分に魅力を発揮しているとはいえず、ノイズの海の中で溺れている。"らしさ"の完全に欠落した"Sick In Seattle"のタイトルと内容の退屈さにはリリ−ス当時かなりショックを受けた。駄作ではないが、明かに方向性に迷いの見えるSmithereens最大の問題作であることは間違いない。


Smithereens
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