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Japan Tour 2013

4.来日前に予習しておきたい・必聴アルバムベスト3(初級編)
  「入門編」の次はやはり中級編かなとも思ったのですが、今回もファンなら是非聴いて欲しいアルバムばかりなので敢えて「初級編」としました。既にアルバムをお持ちの方も、来日前にもう一度過去の名作を再発見しませんか?
 
1.Heaven Tonight(1978)
 Heaven Tonight

1.Surrender
2.On Top Of The World
3.California Man
4.High Roller
5.Auf Wiedersehen
6.Takin' Me Back
7.On The Radio
8.Heaven Tonight
9.Stiff Competition
10.How Are You?
11.Oh Claire
Bonus tracks:
12.Stiff Competition
 (previously unreleased outtake)
13.Surrender
 (previously unreleased outtake)
※曲目は、リマスター+ボーナス・トラックつきバージョンのもの

  その後のキャリアにおいて、ライヴで欠かせないアンセムとなった名曲"Surrender"を収録した3rdアルバム。アメリカでのチャートは最高位48位とまずまずだったものの、日本での人気はこのアルバムで決定付けられた。
1stアルバムの陰りのあるアグレッシヴなギター・サウンド、2ndアルバムのコンパクトにまとまったポップ・センス。両者の美点が合わさり、ハードでありながら極めてキャッチーというCheap Trickの音楽性が最初の完成をみた。2nd同様トム・ウォーマンのプロデュースながら、要所でキーボードもフィーチュアしたサウンドは厚みがあり、曲毎に異なる個性を持つ楽曲にバンドの進化とポテンシャルが表れている。トムは、このアルバムで初めて12弦ベースをプレイした。ストリングスを配したアルバム・タイトル・トラックは、新生面を示しつつ、更なる進化を遂げる次作「Dream Police」への橋渡しとしても興味深い存在。ロイ・ウッドのカヴァー"California Man"も、原曲のポップさを生かしつつ見事にCheap Trick流ハード・ロックに仕上げており見事だ。前述した"Surrender"を筆頭に、"Auf Wiedersehen"、"California Man"、"Heaven Tonight" "On Top Of The World"等の、未だライヴで大切にプレイされている名曲が目白押し。メンバーも認める傑作アルバム
ディスコグラフィの解説もご覧ください
 
2.Cheap Trick(1977)
Cheap Trick(1977)

1.Elo Kiddies
2.Daddy Should Have Stayed In High School
3.Taxman Mr.Thief
4.Cry,Cry
5.Oh,Candy
6.Hot Love
7.Speak Now Or Forever Hold Your Peace
8.He's A Whore
9.Mandocello
10.The Ballad Of TV Violence    
Bonus tracks:
11.Lovin' Money (outtake)
12.I Want You To Want Me(early version)
13.Lookout
  (previously unreleased studio version)
14.You're All Talk
   (previously unreleased studio version)
15.I Dig Go Go Girls
   (previously unreleased studio version)
※曲目は、リマスター+ボーナス・トラックつきバージョンのもの
  1977年にリリースされたデビュー・アルバム。当初メンバーがジョン・レノンにプロデュースを依頼したことで知られているが、オファーは結局ジョン本人の耳まで届かず、ジャック・ダグラス(Aerosmith、Starz、パティ・スミス他)がプロデュースを手掛けることとなった。後にポップな"Surrender"や"Dream Police"を演るバンドと同じバンドとは一見思えない、全編ダークな色彩に彩られたアルバムである。リックのギターは荒々しく唸り、重たいリズム、荒削りながら艶も備えたロビンのヴォーカルと調和してオリジナリティ溢れるサウンドを産み出している。歌詞も、重いテーマのもの、ひねくれた内容のものが多く、コマーシャリズムという点ではCheap Trickの70年代のアルバムの中では一番弱いのだが、どの曲もメロディの質は高く、ライヴでアレンジが磨きあげられたのが想像できるキャッチーなコーラスを備えている。"Elo Kiddies" "He's A Whore" "The Ballad Of TV Violence" Taxman Mr.Thief" "Hot Love" "Oh,Candy"と、近年でもライヴでプレイされている曲が大半。来日公演でも必ず1曲はこのアルバムから選曲されるだろう。なお、オリジナルのアルバムの曲順は、本来メンバーが意図したのと違い、A面とB面が逆になってしまっていた。1998年にリマスター、ボーナス・トラック付きで再発された際に ようやく本来の曲順でリリースされた。
ディスコグラフィの解説もご覧ください
 
3.Lap Of Luxury(1988)
Lap Of Luxury

1.Let Go
2.No Mercy
3.The Flame
4.Space
5.Never Had A Lot To Lose    
6.Don't Be Cruel
7.Wrong Side Of Love
8.All We Need Is A Dream
9.Ghost Town
10.All Wound Up
  トム・ピーターソンが8年ぶりにバンドに復帰し、更に当時エディ・マネーの大ヒット作「Can't Hold Back」等を手掛け売れっ子となっていたリッチー・ズィトーをプロデューサーに迎えた大ヒット・アルバム。全米最高位16位を記録したこのアルバムで、 Cheap Trickは人気面、セールス面で第二次黄金期を迎える。
  それまでも「Next Position Please」収録の"Dancing The Night Away"や「The Doctor」収録の"Kiss Me Red"など、レーベルの意向でアルバムに加えられた外部ライターの楽曲はあったものの、本作ではアルバムほぼ全編で外部ライターの力を借り当時のトレンドの音を構築。ルックス(ファッション)も含めバンドとして洗練された新たなイメージを打ち出した。作曲能力が落ちた訳ではないバンド側からすると言わば妥協の産物的なアルバムであり、決してCheap Trick向けに書かれていない楽曲群はバンドの個性を薄めているのは確か。ギター・リフとヴォーカルのせめぎあいでテンションを上げてゆく場面も少ないが、ロビンのヴォーカルを主軸に据えたロマンティックで洗練された楽曲は見事時代の流れにのり、全米no.1を獲得したトム・ケリー&ビリー・スタインバーグ作の美しいバラード"The Flame"を筆頭に "Don't Be Cruel"(エルヴィス・プレスリーのカヴァー) "Ghost Town" "Never Had A Lot To Lose"と4曲ものヒット・シングルを生むに至った。"The Flame"と並び、最近もライヴでプレイされている"Never Had A Lot To Lose"はロビン、リック、トムの共作。アルバム中最も4ピースのロック・バンドとしての魅力が表れ、歌詞にも主張が込められた名曲だ。
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来日前に予習しておきたい・必聴アルバム(中級編・1)
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