Disc Review
旧譜、新譜問わず、お勧めのCD/DVD作品を紹介します。
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※2003年9月以前のCDレビューはこちらです
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2004年 2月(no.60〜)
Bryan Adams/Reckless <62>Bryan Adams/Reckless
(import CD/1984)
  "Run To You"  "Somebody"  "Heaven"  "Summer Of '69"  "One Night Love Affair"  "It's Only Love"…1984年〜1985年というと、私は「洋楽を洋楽として意識して聴く」以前の、ロックに興味を持ったことすらない単なる鼻たれくそったれ中学生だったわけですが、このアルバムからのヒット曲全て、驚くくらい鮮烈に印象に残っているんですね。何故かと考えるに、これは当時私がラジオおたくだったからではないかと(笑)  毎日何もすることがなくて、一日中カセット・デッキでラジオ番組を聴いていたのです。(く、暗い…。え、勉強はしないのかって? 全くしませんでした(笑))  「Reckless」の曲は、当時様々なラジオ番組でガンガン流れていたと思うし、ブライアンとジム・ヴァランスの名コンビが生み出すロック・チューンは、洋楽の「よ」の字も知らないガキの耳をも一発でとらえるフックに満ちていたのだ。プロデューサー〜ボブ・クリアマウンテンのシャープ且つメリハリのある音づくりも非常にエア・プレイ向き。そうそう、ティナ・ターナーという名前を初めて知ったのもこのアルバムだったかも。ブライアン・アダムスというアーティストそのものに入れ込んだことは一度もないけれど、このアルバムは好きです。どこまでも実直で、そして青いロック・アンセム集。時にそこが批判の対象にもなるんだけれど、悪いねー。いつまで経っても人間の青い私は、相変わらず"Heaven"を聴いてほろりとしてしまうんだ。  ★★★★
Gretchen Peters/Gretchen Peters <61>Gretchen Peters/Gretchen Peters
(import CD/2000)
  「All Music Guide」でブライアン・アダムスの関連アーティストをなんとなく調べていたら、私の大好きなこのアーティストの名前が出てきてちょっとびっくり。え〜っ、グレッチェン・ピータースってブライアンと仕事したことあったっけ…と、そうか。ブライアンはこのアルバムの2曲め"In A Perfect World"でバックグラウンド・ヴォーカルを担当していたのでした。この2人は結構仲が良いようで、逆にブライアンの「18 'Til I Die」(1999)にはグレッチェンがゲスト参加。グレッチェンのオフィシャル・サイトの「ギャラリー」では、二人がジャムをしている写真も見ることができる。
  グレッチェン・ピータースといってもご存じない方がほとんどでしょうが、トリーシャ・イヤウッド("On A Bus To ST. Cloud")、マルティナ・マクブライド("Independence Day")といった、特にカントリー・シーンにおける人気アーティストに数多くの曲を提供している、ソングライターとしてはかなり実績のある人。しかしキム・リッチーやマトラカ・バーグなどと同様、歌わせても素晴らしいのだ。パム・ティリス似(わかりにくい比較ごめんなさい)の伸びやかなヴォーカルによって歌われる楽曲はアップ・テンポからバラードまで美しいのひとことで、心に深く沁みてくる。派手さはないものの、適度に洗練され、何度聴いても飽きることのないタイムレスな魅力を備えたこのアルバム。大手CDストアへ行くと、「Country&Western」のコーナーに並んでいるが、ジャンルなんて気にすることなし! メロディアスなポップ・ソングを愛する人全てに聴いて欲しい名作だ。2ndソロ「The Secret Of Life」(2001)も甲乙つけ難い内容でお勧め。 ★★★★
10.000 Maniacs/Our Time In Eden <60>10.000 Maniacs
/Our Time In Eden
(Japanese CD/1993)
  このアルバムは日本盤をその発売日当日に買った。今でもよく覚えているのだが、近所のCDショップに行ったら何故か陳列されておらず、おっかしいなーと店内をグルグル周っていたら、

                    「ア」のコーナー

にぽつんと1枚だけ置いてあるのを見つけたのだ。悲しいかな10.000 Maniacsの日本での知名度なんてそんなものだったのである。
  正直、最初聴いたときはピンとこなかった。前作「Blind Man's Zoo」(1989)同様、良い曲はあるけど全体的にかなり地味だなー。日本じゃまたあまり売れないんだろうな、とその程度。そうそう、メディアでの評価も決して高くなかったなあ。ところが、2、3回と繰り返し聴くうちにどんどん印象が良くなっていったのだ。10回もリピートする頃にはもう感動で震えが止まらない。ナタリー・マーチャントをはじめとするメンバーの卓越したソングライティングに、持ち前の繊細かつ暖かみのあるサウンド。ナタリーのエモーショナルなヴォーカルと、それを彩るホーン・セクション、ストリングスまで配した鮮やかなアレンジ。凝った音を風通しの良いサウンドで聴かせるのに長けたプロデューサー=ポール・フォックスの手腕もいかんなく発揮されており、素晴らしいとしか言いようがない。生と死。出会いと別れ。人生を季節に例えたといってよいのか。1曲毎に曲の表情が変わって、それでいてアルバムにはしっかりとした流れがあるという。聴くほどにその深みにはまってゆくバンド史上のみならずロック史上に残る名盤である。さあ〜いよいよ今月は10.000Maniacsのアンソロジーのリリースだ! 
★★★★★

※近日、ナタリー・マーチャントの来日公演リポートの改訂版をアップ予定です。
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