Disc Review
旧譜、新譜問わず、お勧めのCD/DVD作品を紹介します。
新譜(おおよそ3ヶ月以内にリリースされた作品)には
マークがついています。
は管理人のお勧め度で、星5つで最高。
2つで大体平均点と考えてください(
は1/2点)
※2003年9月以前のCDレビューはこちらです
2004年
1月 / 2月 / 3月 / 4月 / 5月 / 6月7月 / 8月 / 9月 / 10月 / 11月 / 12月

2005年
1月
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2005年 7月(no.193〜)
205
Nicolette Larson/The Very Best Of Nicolette Larson/The Very Best Of
(Japanese CD/1999)

★★★★
  最近申し訳ないな〜と思うこと。実はここ数ヶ月「ニコレット・ラーソン」で検索していらっしゃる漂流者の方が異様に多いんですよ。過去私、ニコレットについて書いたこと数えるほどしかない筈なんだが…(汗)でも、確かにヤフーとかで検索かけると異様に上位にうちのサイトとかブログがくるのね。そんなに日本でニコレットて語られてないのかなあ。私も確かに、過去「All Dressed Up」について書いたようにニコレット愛聴してますが、とてもマニアと呼べるレベルじゃない。何しろオリジナル・アルバム最初の4枚しか持ってないもの。私のイチオシとしてはやはり「All〜」だが、初心者の方にはこのベスト・アルバムも悪くないと思う。未だCD化されていない、プロモーション用のみで配給されたライヴ作「Live At The Roxy」(1979)や、カントリー・ミュージック時代の「...Say When」(1985)  「Rose Of My Heart」(1986)アルバムからの曲も含んだ収録曲が流石ライノといえるバランスの良さだし、ライナー・ノーツも資料的な面からも、ここに込められた愛情は十分納得のいくものだ。アンドリュー・ゴールド、リンダ・ロンシュタット他、二コレットに縁のあるミュージシャンが寄せたコメントを読みながらCDを聴いていると涙がこぼれます。"French Waltz"のライヴ・バージョンのなんと素敵なこと。本当に惜しいアーティストを亡くしました…。  (7/17/2005)
204
All American Rejects/Move Along
The All American Rejects/Move Along
(Japanese CD/2005)
★★★★★
  やってくれたよAll Americsn Rejects!  2年ぶりの2ndアルバムは文句なしの傑作だ。前月はちょうど同世代のRocket Summerの、やはり2ndアルバムにぶっ飛んだけれど、AARの"成長度"と楽曲の充実度はロケサマのそれを確実に凌いでいる。ここまでポップでキャッチーな佳曲を連発されると、言葉はいらないからとにかく聴いてくれ、という感じだが、タイソン・リッターの伸びやかで若々しい歌声が"キャッチーの塊"のようなメロを歌い上げるオープニングの"Dirty Little Secret"から、ラストの"Kiss Yourself Goodbye"までテンションが全く落ちないのだから凄まじい。曲調とアレンジのバラエティも格段にレベル・アップしてる。泣きのバラードも聴かせるわ〜。ポップ・パンク、エモ、ニュー・オルタネィティヴ。呼び方は何でもいいし、まあ実際そういった音楽の要素もあるけれど、良く知られるようにタイソンとニック・ウィーラーの音楽素養の中心になっているのはオールド・スクールのメインストリーム・ロック〜Def Leppard、Bon Jovi、Poison、Inxs、AC/DCといったバンド達である。デビュー・アルバム「The All American Rejects」では、テクノロジーを多用したサウンドのチープさがバンドの個性になっていた反面、その歌詞も含めたピュアでアドレセンスな色がリスナーを限定していたともいえるが、新メンバー(といっても、1stアルバムのリリース後に加入しており、「Live From Oklahoma...Too Bad For Hell」DVDでもプレイしている)のマイク・ケナーティ(ギター)とクリス・ゲイラー(ドラムス)を迎え、ぐっと生々しく、逞しくなった本作で、真に普遍的な音楽性を確立したといえるだろう。ギターも、へヴィさを増しながらプレイそのものは極めてスムースで、独特のくせも無くなり"評論家受けしなさそう度"はデビュー・アルバムよりアップか。でも、この勢いはそんなもんふっ飛ばすパワーに満ち満ちてるよ。Bay City Rollersファンからへヴィ・メタル・ファンからパンク・ファンから80年代産業ロック・ファンまで。最近洋楽聴きはじめたティーンエイジャーからベテランのロック・ファンまで。すべての音楽ファンに。あ、話は変わりますが昨年のサマソニのAARの"セットリスト"ご存知の方がいたら教えてください!  (7/8/2005)
203
American Hi Fi/Hearts On Parade
American Hi-Fi/Hearts On Parade
(import CD/2005)
  うう(涙)…輸入版の「Hearts On Parade」  エンハンスド仕様になっていたので買ったんだけれど、私のノートパソだとビデオが反応しなくて見れない……。日本のPCじゃだめみたい。ということで評価はなしです。日本盤のレビューはこちらをご覧ください。 (7/8/2005)
  
202
Rocco Deluca/I Trust You To Kill Me
Rocco Deluca/I Trust You To Kill Me
(import CD/2005)

★★★☆
  恐らく日本のCDショップ/ストアには未だ流通していないでありましょう。ジュード・コールと俳優キーファー・サザーランドが設立した新設レーベル"Ironworks"(これは同じく彼らがロスアンゼルスに建てたレコーディング・スタジオの名前でもある)よりの第一弾リリースは、新人ロッコ・デルーカのデビュー・アルバム。プロデュースは勿論、演奏面でもジュードが全面的にバックアップ。愛器のドブロ・ギターを力強く掲げたジャケット写真を見ただけで、聴く前からもう音がある程度伝わってくるようだがやはり。ここに表現されているのは流行とは全く無縁のルーツィでブルージーでタフなロックである。そこかしこに70年代ロック風味が散りばめらたメロディアスでへヴィな楽曲群を、パーカッショニストを含むバンド共々卓越した演奏力で余裕いっぱいに披露している。28才ということで40代半ばのジュードとは一回り以上世代が違うわけだが、互いの音楽の趣味という点で以外に多くの共通点をみたのではないか。このとてもデビュー作とは思えない整合感と完成度は両者のコンビネーションの良さを表しているといえよう。ロッコのその伸びやかで色気のあるヴォーカル・スタイルは故ジェフ・バックリーにそっくりで、もう少し自分のスタイルで歌ってくれたら…という思いがアルバムを聴いていて度々過ぎる。が、モロに"ジェフ・バックリー  meets  Led Zeppelin"な9曲めの"Soul"などもインパクトという点ではかなりのもので、そのタイトル通り魂が込められた、アイデンティティ不足を超越した力強さに思わずゾクゾクさせられる。ともあれ、幅広い音楽ファンにアピールできる可能性を秘めた有望アーティストの第一歩だ。  (7/25/2005)
201
Voice Of The Beehive/Let It Bee Voice Of The Beehive/Let It Bee
(Japanese CD/1988)
(import CD/1988)

★★★★
  最後にリリースしたアルバム「Sex&Misery」からはや10年。もうとっくに解散してバンド自体存在しないだろうと思いきや、数年前に再結成しツアーを行っていたというニュースをネット上でたまたま見つけてびっくり。「BlondieのようなスタイルとPretendersのようなサウンド」を持ったグループをつくりたい、という望みを持ってハリウッド出身のトレーシー(ヴォーカル、ギター、メイン・ソングライター)とメリサ(ヴォーカル)の姉妹が最初に活動の場を求めたのはロンドンであった。1987年にヒットを記録したデビュー・シングル"I Say Nothing"をはじめ、"Don't Call Me Baby"  "I Walk The Earth"  "Don't Call Me Baby"  "Man In The Moon"  "Oh Love"  "There's A Barbarian In The Back Of My Car"といったヒット曲、代表曲を多数収録したこのデビュー・アルバムは楽曲のインパクトという点で2nd、3rdを一歩リードしているといってよいだろう。トレーシーとメリサのキュートなヴォーカル、コーラス・ハーモニーをフィーチュアした楽曲は、曲調がどうあれ常にキャッチーなメロディ・ラインで貫かれており、いつ聴いても楽しい〜♪のひとこと(なんじゃそりゃ(笑))  とりあえず、「BlondieのようなスタイルとPretendersのようなサウンド」という理想が1枚めにしてしっかり確立された「Let It Bee」は80年代的な洗練されたポップ・ロックが好きなら必聴の傑作!特にこれぞ"優れたメロディのお手本"といえるキャッチーさに溢れた"I Walk The Earth"は記録でなく記憶に残る名曲だ。※US盤はUK盤、日本盤に収録されていない"This Weak"  "Jesus"を追加した全13曲。  (7/4/2005)
200
Voice Of The Beehive/Honey Lingers Voice Of The Beehive/Honey Lingers
(import CD/1991)

★★★
  デビュー・アルバムにあったラフさは無くなり、サウンドのタイトさとロック的な重量感を同時に得た、より洗練されたプロデューシングが顕著な2ndアルバム。1stシングル"Monsters And Angels"  "Adonis Blue"  Partridge Familyの全米no.1ヒットのカヴァー"I Think I Love You"と続く頭3曲のインパクトが鮮烈。レーベルがまともにプロモーションしなかった為、アルバムのセールスは芳しくなかったようだ。  (7/4/2005)
199
Voice Of The Beehive/Sex & Misery Voice Of The Beehive/Sex & Misery
(import CD/1995)

★★★☆
  1st、2ndアルバムをリリースしたLondon Recordsと別れた後、トレイシーとメリサが様々なトラブルと困難に見舞われながら長い時間をかけてようやく完成させたアルバム。Werner傘下のDiscovery Recordsからのリリース。プロデューサー/ソングライターとして迎えたピーター・ジョン・ヴェテッシ(Jethro Tullにも在籍していたことがあるキーボーディスト)の影響が顕著で、トレイシーとメリサ以外のメンバーが居なくなってしまったこともあり、キーボードを大々的にフィーチュアしたバンドらしさが希薄な歌ものポップと化している。が、メロディの美旋律度、哀愁度は全アルバム中最高で、アルバム単位では個人的に最も好きだったりする。どんな土台の上でもしっかり個性を主張できる美しいコーラス・ハーモニーがやはり素敵。ヒットした"Scary Kisses"や"New Day"といった弾けるようなポップセンスを持った曲から、メロディアスな"Angel Come Down"  "Heavenly"といったスロー・チューンまで聴きどころは多い。"Blue In Paradise"はXTCのアンディ・パートリッジとトレイシーの共作。  (7/4/2005)
198
Better Than Ezra/Before The Robots
Better Than Ezra/Before The Robots
(import CD/2005)
★★★★
  またもレーベルが変わり、Pretenders、Sugarcult、ザック・ワイルドのBlack Label Society等が在籍するArtemis Recordsよりのリリース。まずはシンプルなギター・リフでぐいぐい押していくオープニングの"Burned"で、おっ?と思わせる。サウンドの多彩さとメロディの充実度が見事に結実した「How Does Your Garden Grow?」(1998)がBTEの実験精神の頂点だったとするなら、2001年の「Closer」では路線はそのままに、より高い次元での肉感的なグルーヴと美メロの融合を果たした「Closer」(2001)はBTEの"音探求の旅第一章終了"を示す名作だったといえるだろう。で、この新作「Before The Robots」 楽曲アレンジは「Garden Grow?」  「Closer」の路線を引き継いでいる部分もあるが、あそこまで綿密でなく、あくまで3ピースのバンド・サウンドを基本に美しいメロディを聞かせようという意識が高まっているように感じる。3人のインストゥルメンツのせめぎ合いの中でケヴィン・グリフィンが切ない歌声を響かせる"Overcome"等には今のBTEのシンプル志向がよく表れている。むしろ、ケヴィンがミック・ジャガー風のファルセットで歌う"Juicy"みたいなひねった曲はアルバム全体のバランスを考えるとなくてもよかったかも。3曲めの"A Lifetime"は「Closer」に収められていた曲のセルフ・リメイクで、「Before The Robots」からのリーダー・トラックになっているが、これは蘇らせる価値があるだけの(ヒットすべき)名曲だ。"卒業式の朝Allieは8時に目を覚ました"という歌詞ではじまる"A Lifetime"は人の死について歌った曲であるが、こういったセンチメンタルに傾きがちなテーマの曲を、ケヴィンはドラマチックにし過ぎず、且つただ感傷で終わるのでなく根底にポジティヴィティを持った誰にでも共感できるストーリーとして仕上げている。再録でヴォーカル・パフォーマンスがパワー・アップし、そのメロディの魅力が一層引き立った"A Lifetime"を筆頭に、ケヴィンの"うた"の魅力が堪能できる佳曲が軒を並べる「Before The Robots」は、「Closer」  「Garden Grow」と並んでBTEの代表作になることだろう。それにしても"A Lifetime"  歌詞を熟読しながらリピートしていたら"At The Stars"を抜いて個人的フェイバリットになってしまった。「Greatest Hits」(2005)に入れなかったのは今回の再録を見越してのことだったのか。あと、歌詞で歌われているREMの曲って、どの曲のことなんだろう? う〜気になる(笑)  (6/27/2005)
   197
Better Than Ezra/Closer Better Than Ezra/Closer
(import CD/2001)

★★★★
  ヒット・シングル"Extra Ordinary"(DJ Swampをフィーチュア)、"Misunderstood"  "A Lifetime"のオリジナル・バージョンを収録した通算4作め。CDエンハンスド仕様。  (6/27/2005)
196
Michael Stanley/American Road
Michael Stanley/American Road
(import CD/2005)
★★★☆
  オハイオ州周辺では未だに絶大な人気を誇る大ヴェテラン(なんと既にお孫さんのいる叔父さん!)〜マイケル・スタンリーのソロ最新作。前作同様Michael Stanley Band時代からの盟友ボブ・ペランダー(オルガン、ピアノ、シンセサイザー)、トミー・ドベック(ドラムス)、ダニー・パワーズ(ギター)を含むお馴染のメンバーを従えたバンド編成でのレコーディングであり、マイケルがリード・ヴォーカル、ギターに加えベースも担当しているのもこれまでのソロ作と同様だ。音楽の方向性は当然これまでのソロ・アルバムの延長線にあり、骨太のギター・サウンドにマイケルの力強くも哀感漂うヴォーカルがのるハートランド・ロックの系統。相変わらず装飾という言葉とは対極に位置する、マイケルの年輪が生む"渋み"あるメロディをじっくり聞かせるアダルトな音楽ではあるが、マイケルの音楽には欠かせない女性シンガーのジェニファー・リーによる美麗なヴォーカル・ハーモニーを要所に配し、またサザン・ロックをはじめとする様々なジャンルのサウンドがほどよくブレンドされ、地味めながらも適度なコマーシャリズムと起伏を持った長く付き合える作品に仕上がっている。ボブ・ベランダーの鍵盤もいつにも増して全編でフィーチュアされているが、彼のメロディ・センスとピアノが完全に楽曲の骨格を成している3曲め"Wake 'Em Up"(ボブとマイケルの共作)はその溌剌としたキャッチーなメロディがMichael Stanley Band時代を想起させる。この"Wake 'Em Up"はっきりいって、アルバムの流れからは浮いているのだが、マイケルの一連のソロ作を楽しみつつ、しかしMSBのCDについつい手が伸びてしまう自分のような人間にとっては思わずニヤリとしてしまう嬉しい曲だった。  (6/25/2005)
195
AC/DC/Family Jewels
AC/DC/Family Jewels
(Japanese DVD/2005)
  ※事情によりレビュー保留。後日改めて書きます!
194
AC/DC/The Razor's Edge AC/DC/The Razor's Edge
(Japanese CD/1990)
★★★★
193
AC/DC/Highway To Hell AC/DC/Highway To Hell
(import CD/1979)
★★★★
  そういえば先日のJudas Priest来日公演の開演前BGMもAC/DCだった。我が敬愛するCheap Trickもほとんどのライヴにおいて開演前BGMにAC/DCを流しているのではないだろうか(それも何故か「Back In Black」までの曲ばかり)  本当にAC/DC以上ウォーミングアップに向いた音楽はないだろう。自然に身体を動かし、アドレナリンを放出させ、観客の気持ちをステージ方向に集中させる。AC/DCは楽曲がどうのいう以前にボンにしろブライアンにしろ、あのヴォーカルが生理的に好かなくて、10代の頃は距離を置いていた。はじめて買ったアルバムは、ブルース・フェアバーンがプロデュースした1991年の「The Razor's Edge」だ。きっかけは、へヴィで歯切れのよいAC/DCサウンドに、絶妙なポップ・センスを塗したヒット・シングル"Moneytalks"(のPV)。これは分かりやすくてよかったなぁ。今でも大好きな曲だ。しかし何といっても「The Razor's Edge」のハイライトは"Thunderstruck"だろう。ソリッドで緻密なリフと疾走感のあるサウンド。空を切り裂かんばかりのブライアンのシャウト。雄汁爆発のコーラスと、AC/DCならではのエレメンツをぶっこみながら、AC/DC本人達は勿論ロック史において2度とつくられることはないであろう唯一無二の世界を完成させている。そういえば、イギリスのThunderが開演前にこの曲を流していたと聴いたことがあるけど、あれはなかなか出来ないよね。だって、こんな1曲で体力使い果たしちゃうような凄い曲、並みの楽曲しか持っていないバンドだったらファンがライヴ前に体力使って、本編に集中できなくなっちゃう(笑)  ずっとブライアン時代贔屓(というか「Back In Black」  「The Razor's Edge」贔屓)できた私ですが、一昨年リリースされたリマスターCDでボン時代のアルバムをまとめて揃えたのきっかけにいつの間にかボン・スコット贔屓に(笑) 「Highway To Hell」の素晴らしさは今更私なんぞ何もいう事ないでしょう。あ〜もう一回来日してくれ!  (6/20/2005)
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